どうも、めんどくさがりのへびぱん(@hebipan)です。
今回は家で安くかんたんに透明氷を作る方法を記事にします。
コンビニなどで売ってるロックアイスでも良いのですが、お金もかかるし買いに行くのが面倒になってくるので自宅で作ってしまいましょう。
- なぜ透明氷なのか?
- ほとんどの道具は100均で揃います。
- 自宅の普通の冷凍庫で透明氷が作れます。
- ウイスキーをハイボールやロックで飲むときに透明氷は必要です。
- 写真がたくさんで分かりやすく説明しています。
- 氷のカットの作業時間は慣れると15分くらいです。
こちらの記事では棒状になっている棒氷ができあがります。
丸氷を作る記事も書いているのでよかったらこちらもあとで参考にしてみてください。
なぜ透明氷なのか
よく聞くのがウイスキーを飲むときのことをお寿司に例えると、
ウイスキーはお寿司のネタで、氷はシャリと言われます。
それくらい氷は重要ということです。
家の冷凍庫の製氷機で普通に氷を作ると真ん中の方が白く濁った氷ができます。
この白く濁った部分に不純物が混じっています。
主なものは水道水に消毒として入ってるカルキと呼ばれる塩素です。
これを気にして嗅いでみると特有のにおいがします。
ウイスキーの繊細な味や香りを楽しむのに邪魔をしてしまいます。
そこで不純物のない透明な氷を使ってウイスキーを楽しみます。
コンビニに売ってるロックアイスもきれいな透明な氷になってます。
透明氷の作り方の原理
水が凍っていくときは不純物以外の水から凍っていきます。
時間差で凍っていけば、最後に残った水に不純物が集まります。
この原理を利用して透明な氷を作ります。
実際に凍らせた後の写真です。写真上がタッパーの上部分です。
タッパーに水を入れて上部以外に断熱材をかぶせます。黄色の線を断熱材と思ってください。
こうすることにより上部から冷えていくので、上部から水が凍っていきます。
上から凍っていくと下の方に不純物入りの水が溜まっていきます。
これくらいの状態で冷凍庫から出すことによって、下部に穴をあけてやると不純物をすべて取り出して捨てることができます。
すべて凍らせてしまうと下部に白く濁った部分が集まりますが、凍ってしまうとその部分だけカットするのはかなり大変です。
なので不純物が液体のままの状態のときに取り出します。
必要な道具と準備
先ずは必要となってくる道具です。
基本的に安く手に入るもので充分でしたので紹介します。
氷を作るメインの道具となるタッパーです。
100均製となります。
確かセリアだったと思いますが、特にこだわりなく高さがあるタッパーならなんでもOKです。
なぜ高さが必要かというと、上から凍らせて下の方を凍らせないで不純物を除去するからです。
高さがあればあるほど良いですが、冷凍庫の高さをちゃんと測って入るものにしてくださいね。
ちなみに上記のものは高さが16センチ、縦と横が14センチと9センチになります。
思ったより小さいかと思いますが、充分氷が作れます。
上のフタは特に使用しないです。
氷になったときに膨張するので厚みのあるタッパーでないと割れてしまうと聞きますが、すべてを完全に氷にしてしまわない限りはそこまで膨張しないので大丈夫です。
でも念のためあまり薄いタッパーはやめておいた方がいいです。
タッパーの断熱材となる保冷バックです。
私はAmazonで購入して愛用してるものがあるのでそのお古です。
100均でも探せば売ってるみたいです。
これを先ほどのタッパーに合わせて切ってテープで貼って加工します。
タッパーがすっぽり入るような感じです。
上部だけから冷気があたって凍らすのが目的なので、横と下部が断熱されるように作ります。
本当は隙間なく作るのがいいのですが、ピタッと作るとタッパーの出し入れができないのでかなり隙間があります。
ここからは氷を加工するための道具です。
一番左が、100均のダイソーで買ったパン切包丁です。
これで氷をカットするわけではなく、アイスピックで削るラインを氷にマークするのが目的です。
家庭にある包丁でも代用できるのであってもなくてもOKです。
真ん中にあるのがアイスピックです。
人気YouTuberのyotoさんも愛用しています。
アイスピックはトントントンと数を打つ感じで、アイスピックだけで氷を割るわけではないです。
なので力はそんなにいりません。
Amazonで1000円以下で手に入ります。
そして一番右がハンマーです。
頭がゴム製ならOKです。
こちらも100均のダイソーで購入しました。かなりゴム臭いのだけが難点です。
このゴムハンマーは必須です。
素人がアイスピックだけで分厚い氷を割るのは難しいです。
はい、私が素人で試行錯誤してハンマーなしではかなりきつかったです。
Amazonでも安く売ってます。
100均ダイソーで買ったゴム手袋です。
アイスピックを使うときは氷を手で持つことで一番安定します。
素手で氷を持ってやるのはかなりきついです。
少し厚めのゴム手袋ならなんでもOKです。
万が一の手の保護にも役立ちますね。
右利きの人なら、左手だけにゴム手をはめてください。
なので左右を気にせず使えるゴム手が良いです。
基本的な道具は以上です。
タッパーに水を入れて冷凍庫に入れます
タッパーに水を入れます。
こぼさなければOKなので、かなり上の方まで入れてます。
水を入れた後にバースプーンなどで全体を優しくかき混ぜます。
これで水に含まれている空気が抜けるようです。
人気YouTuberのクロスロードラボさんがやっていたので真似しています。
これをやるかやらないかで随分変わるみたいです。
お手製の断熱材のカバーを装着します。
私が使っている冷凍庫は、家にあるセカンド冷蔵庫のものなのですごく小さいです。
下からの冷気を抑えるために下にいらないタオルを敷いています。
冷凍庫に入れました。
いろんな条件によってどれくらいの時間でちょうど良く凍るかは何度か試して見極めて下さい。
うちは24時間やるとすべて凍ってしまうので、18から20時間くらいで下に少し水が残った状態になります。
休みの前日の夜に仕込んでおいて、次の日の昼すぎに取り出すとかかなりアバウトな管理で大丈夫です。
振動にもちょっと気にしておいて開け閉めは静かにするといいです。
氷ができあがった後のカット
冷凍庫から取り出してすぐです。
断熱材とタッパーがくっついているので取り出して数分放置しておくとよいです。
すんなり氷が出てこないので流しでひっくり返して水をかけてやるとそのうち出てきます。
ストンと出てきました。
左側がタッパーに入っていた時の上で、右側が下です。
右側にまだ凍ってない水分が残っています。
ここに不純物が濃縮されています。
氷の底の部分をアイスピックでかるくトントンすると水が出てくるので捨てます。
次からは氷をカットしていきます。
先ずはアイスピックで削る部分のガイドラインとなるように、パン切包丁でラインを引いていきます。
きれいな四角に割れるように4面すべてのラインがつながるようにラインを引きます。
パン切包丁で引いたラインに沿ってアイスピックでくぼみを作っていきます。
この時は片手に氷を持ってアイスピックで削ってください。
下に置いたままだと不安定でうまく削れません。
力は入れずにトントントンとリズミカルに数を打つ感じです。
顔まで削った氷が飛んでくると思います(笑)
次にハンマーで割るときにきれいに割れるようにするために削ります。
これがないと上手にまっすぐ割れません。
上記の写真のように削った溝にアイスピックを当てて、アイスピックの上をハンマーで軽くトンと叩きます。
割れなかったら違う面に変えて同じようにハンマーでトンと叩きます。
数回でパンっときれいに割れます。
こんな感じでアイスピックで溝の通りにきれいに割れました。
左の氷をきれいに加工していきますが、右の氷ももったいないので後で使えるところをアイスピックで加工します。
左の氷を軽く水洗いすると透明氷と分かるきれいな感じになります。
これをさらにグラスに入るサイズにカットします。
先ほどと同じようにパン切包丁でガイドラインをつけます。
アイスピックでガイドラインを削ってくぼみをつけます。
ハンマーでトンとすると割れます。
このくらいのサイズならハンマーを一発で割れます。
さらに半分にします。
これでグラスに入るサイズになりました。
水でさっと洗うと透明なブロック氷になりました。
このような感じですべてをグラスに入るサイズにカットしていきます。
今回カットした氷たちです。
さっと水洗いして、水気を切ってジップロックの中に入れます。
このまま冷凍庫に保管しておけばいつでも使いたいときに使えます。
ナハトマンの大きめのグラスに先ほどカットした氷を2つ入れればOKぐらいです。
ウイスキーを注ぐと少し溶けるのでもう1つ足してもOK
大きい氷の方が溶けにくくハイボールが薄まらないので好きです。
【透明氷の作り方】まとめ
ロックアイスを買いにいくのが面倒だなと思えてきて、いろいろ調べて自宅で透明氷を作るようになりました。
正直、氷をカットするのも面倒です(笑)
でも慣れてくると15分くらいでサクッとできてしまうし、なんか無心で氷をカットしてる時間が仕事から帰ってきてリフレッシュになったりします。
コンビニでロックアイスを買うのもお金が結構かかりますしね。
道具自体は安く手に入るので試してみてください。
自分で氷をカットするのが面倒という方は、一度にできる氷の量は減ってしまいますが下記の記事で別の方法を紹介しています。
ドウシシャというメーカーの大人の透明まる氷でかんたんに丸氷が作れます。
どうも、へびぱん(@hebipan)でした。